佐々木裕子さんの『ハンドテストとロールシャッハ法』の見本が,昨日,あがってきました。
書誌データをはりつけますと……
『ハンドテストとロールシャッハ法──投影法バッテリーを学ぶ』
佐々木裕子(福岡教育大学講師,米国在住臨床心理士)著
定価3,150円(税込)、210頁、A5版、並製
C3011 ISBN978-4-904536-24-7
ハンドテスト,ご存知ですか?
投影法のテストですが,ご存知の方はおられても,実際に使った方は,さほど多くないかもしれません。
手のイラスト10枚を使った,投影法アセスメントです。実物は,名刺大くらいのサイズですね。フロッピーディスクくらいのケースに入っていたような記憶があります。ハンドテストだけに,ハンディか。
すいません。
ともあれ,ハンドテストは,ロールシャッハ法の重鎮としても知られるワグナーさんによって始められたもので,関連書籍も邦訳済み。
ハンドテスト・マニュアル E.E. ワグナー Edwin E. Wagner 誠信書房 2002-07 売り上げランキング : 985938 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
また,邦訳メンバーによる関連書籍も,以下の通り。
臨床ハンドテストの実際 吉川 真理 山上 栄子 佐々木 裕子 誠信書房 2002-08 売り上げランキング : 72129 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
手軽なものなので,ぜひ,広まったらな~と思うのですが……
本書は,そんなハンドテストに人生を賭ける(?)佐々木さんによる,入魂の1冊です。
詳しくは,小社ホームページをごらんください。
http://tomishobo.com/catalog/ca24.html
さて,サブタイトルの「投影法」ですが,一般には「投映法」と表記されることが多いと思います。これは,馬場禮子先生によって,いわゆる精神分析における「投影」と混同されることから,「投映法」と表記したものだと認識していますが,ここでは,あえて,使っております。
本書にも,いろいろと議論がのっていて,ためになります。
プロの心理アセスメンターを目指す方は,ぜひ,ご一読くださいませ。
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