遠見書房のメルマガ

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2011年2月23日水曜日

確定申告fin

 
冬の寒さもやわらいで,気がつけば,2月も残りわずかとなりましたが,皆様,いかがおすごしでしょうか。遠見書房主でございます。

どうも鬱屈とした気分が鬱々と続く……と思ったら,確定申告のせいですね。絶対に「確定申告うつ」というのがあると思われます。花粉症うつというのもありそうだけど。遠見書房主は,確定申告の必要があるのですが,ようやくそれが終わりました。爽快な気分になると思いきや……ウゲェ,こ,この金額は……いや,税金のことなんですけれどね。

いやいや,そんな大金を稼いだわけではありません。いや,ほんと自転車操業の最たるもの,微々たるものなのですが,さまざまな事情で源泉徴収をしていない部分がたまりにたまってですね,そんで,この金額になったという……でも,高すぎね……税金……

巻き上げられ感,強し。

なんやかんやですごい割合が税金として収められているんだな~,と詠嘆調になってしまいますが,お国のためだ,なんていう気分にはあまりならず……

いや,弱者の方(つってもこっちも船底一枚って感じですが)へとか,子どもたちへとか,日常の安寧を守ってくれる方の給金とか,便利な生活への投資とか,科学技術・文化芸術への投資とか,そういう意味では,税金を納めることは吝かではないというか,払う気満々(ちょっとウソ)なんですが,でも,なんつうか,一部,無駄になってんじゃね,などと思うと,ホントね,なんか,ちゃんときちっと使ってくれたまえよ,と思われるわけですね。

さほど昔ではありませんが,子どもが生まれたとき,出生届を出しに,市役所に行ったとき,最初に対応してくれた窓口で,いろいろと説明を受けていたら,窓口の後ろにその業務の「島」(机ですね)があるんですが,そのなかの一人のオッサンが,ずっと鏡を見ているんですね。もちろん,始業中であります。なんか,自分の頭が若干,薄いのを気にされているのか,丁寧にチェックしている。
とはいえ,まあ,そのくらいはタバコ一服するくらいなもので,いいのですが,その後,子ども関係のことでほかの窓口にいくつか書類を持っていったりして,かの窓口を離れ,その後,ふたたび,その窓口に戻ったんですね。
15分くらいたっていたでしょうか。ふと,窓口の奥に目をやると――

オ,オジサン,まだ,髪の毛チェックしてんのか!


トイレに行った女子高生か!とツッコミたくなりましたが,私のなけなしの税金があのひとの給金にもなっているかと思うと,泣けてきます。というかでも,そんな髪の毛チェックしているような人,ちょっとどこか医療のケアが必要かもしれませんが。

ま,企業の場合も,「他人の金」という気分で,適当にお金を使うこともなくはなく,でも,それが一方で,夜の銀座の反映を生んでいた面もあり。経済は難しい。

ともあれ,乙様自分であります。

そして芽生える物欲……

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2011年2月18日金曜日

2月26日,27日に,京都で臨床心理士定例職能研修会があるそうで

 
どうも,遠見書房主です。

確定申告の時期になっておりますが,皆さん,お元気でらっしゃいますでしょうか。
確定申告をする必要があるのですが,もう,抑うつ気味の私です。やってないから抑うつ気味なのであって,やってしまえば1日あれば終わることはわかっているのですが,なんか気が乗らない。やばい。焦燥感。ということで,ますます抑うつに,という悪循環であります。

ああ,だからって,確定申告以外の仕事がさくさく進んでいるかといえばそうではなく,小人さん,いないかしら……。ヘルプミー!


とまあ,どうでもいい前置きですいません。

さて,今年もがんばって本を作って売ってとしていきたいのですが,さっそく,2月26日,27日に,京都で臨床心理士定例職能研修会があるそうで。
日本臨床心理士会さんの主催だそうです。

臨床心理士の皆さんはご承知のことと思いますが,なんと,この会2,000人近く,集まるそうですよ。


出張販売の書店さんである,新元社さん,スペース96さんが出展されるそうです。
新元社さんは,臨床心理の王道っぽい品揃え,スペース96さんは発達障害が強いでしょうか。会のほうも,発達障害のシンポがされるらしいですが。

遠見書房の本は,どちらの店にも置かせてもらっています。
が……新元社さんのほうに,かなり多めにおかせてもらっております……無理やり送ってしまいまして……すいません,なかの人様……全点入れてしまいました……

というわけで,ぜひ,お買い求めください。よろしくお願いいたします。


新元社さん,こんなの,だしとります。

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2011年2月14日月曜日

【合掌】宮田敬一先生,逝去

 
宮田敬一先生が亡くなったそうです。

時事通信によると,

宮田 敬一氏(みやた・けいいち=大阪大教授・臨床心理学)10日午後6時28分、京都市の病院で死去、60歳。石川県出身。葬儀は12日午後1時30分から京都市東山区五条橋東3の390の公益社中央ブライトホールで。喪主は妻陽子(ようこ)さん。

http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2011021100264


60でしたか……

体調が芳しくないとの噂,あちこちで伺っておりましたが,いやいやまさか……

お若い……

ご冥福をお祈りいたします。

宮田先生といえば,ブリーフセラピーの祖(?)のお一人。少なくとも,日本にブリーフセラピーが広がったのは,宮田先生の功績によるものでしょう。
ご本人には,これといった著作はありませんが,マエストロというのですかね,ネットワーカーというか,膨大な編集モノを残しておられます。

たぶん,多くの方がもっておられる,「ブリーフセラピー」シリーズ。

ブリーフセラピー入門ブリーフセラピー入門
宮田 敬一

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現場単位に,さまざまに出ておりました。

遠見書房主が製作にかかわったものもあり,

医療におけるブリーフセラピー医療におけるブリーフセラピー
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営業的には今ひとつでしたが,そうだ,こんな本もありました。

ADHDへのナラティヴ・アプローチ―子どもと家族・支援者の新たな出発ADHDへのナラティヴ・アプローチ―子どもと家族・支援者の新たな出発
デイヴィッド ナイランド 宮田 敬一

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正直,↑これはとてもいい本だったんですが,どうして売れないのかなぁ~と嘆きあったのを覚えております。

乾先生との興味深い,編集モノもあり,

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ブリーフから一歩外へ出た方向性を探っておられたのかもしれません。

一番,売れたのは,たぶん,

ミルトン・エリクソンの催眠療法入門―解決志向アプローチミルトン・エリクソンの催眠療法入門―解決志向アプローチ
W.H. オハンロン M. マーチン William Hudson O’Hanlon

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そう,宮田先生は,催眠のひと,でもあったのですね。動作法学会でもお見受けしたことがあるような。
宮田先生は,成瀬先生のお弟子さんであり,門下生初(?)の,東京進出者(お茶の水女子大に一時おられました)となったそうです。

これから期待される方だっただけに,至極残念でなりません。

合掌。

 

2011年2月4日金曜日

【投稿】「N:ナラティヴとケア」【あらば】

 
遠見書房主です。
毎日毎日寒いですが,皆様,お元気でしょうか。

「N:ナラティヴとケア」第2号を刊行いたしました。



実に,面白い特集になりました。

ぜひ,ご高覧ください。


で,その,「N」の巻末には,

※本誌では皆様の「声」を求めています。本誌がカバーしたいと考える「ナラティヴ」と「ケア」の分野は,さまざまなフィールドを架橋する分野ですが,そのために,研究報告や実践報告として既存の学術雑誌などには掲載が難しい場合もあるかと思います。皆様の臨床や実践の成果をぜひともご投稿ください。詳しくは,小社編集室までお気軽にお問い合わせください。

と書いております。

特に,問い合わせはなかったのですが,何ゆえか,ここ1週間ほどの間に,立て続けに数件の問い合わせをいただきました。

当然,「投稿したい」というお話なのですが,本誌には,「投稿規程」というものがございません。
様式などもなく,というか,なんの縛りも設けておりません。一応,文献表記を統一する,ということはお願いしたいところですが,ま,その程度。

枚数規定もないのですが,現実問題として100枚(400字詰め原稿用紙換算)の論文なんか送っていただいても掲載などできません。こういう場合は,内容いかんにかかわらず,お引取りいただくことになるかと思います。
短いほど載りやすい,ということはあるかと思うのですが,といって,「N」に載るような,「質的」な論文が15枚などで収まることはないでしょう。

30枚×400

このくらいがありがたい。
と思っております。

短いでしょうか……マックスですと,40枚×400字。

これ以上ですと,なかなか難しい。

投稿いただいた文章は,編集部がまず拝読し,掲載に値すると思われる内容でしたら,査読というほどではありませんが,「N」にコミットしていただいている,その領域の実践家,研究者の方に読んでもらって,判断を仰ぐことになります。多少の書き直しをお願いすることもあると思います。

対象とする論文は,たとえば,心理臨床における「事例研究」だと,ちょっと掲載は難しいと思います。そういう論文は,日本心理臨床学会の雑誌などにも投稿できますし,そうしたメインストリームのアカデミズムとバッティングしても仕方がないと考えます。ほかの学会=研究方法も同様です。
どちらかというと,論文の枠組みとか,学際とか,そういうものにはまれはかったものを掲載したいと考えています。
もし,論文をどこの学術雑誌に投稿しても,「分野が違う」と言われるのならば,これは「N」の出番かと思います。めざすのは,架橋する雑誌ですから。

とはいえ,「N」は年1の発行です。投稿から掲載まで,下手をすると数年かかってしまうかもしれません。
また,しっかりとしたレフリーがついた査読ではありませんので,制度上の学術論文としての価値としていかほどなのかはまったくの不明ですし,間違っても,将来の出世などなどに大きい影響を与えるものにはならないと思います。
そのあたりを十分に吟味のうえ,ご興味があれば,ぜひ,お送りください。

tomi@tomishobo.com

に添付ファイルで送っていただければ,ありがたいです。