先週の金曜日は『カルトからの脱会と回復のための手引き』が増刷出来の日でした。
印刷屋さんから都下某所にある倉庫に運んでもらい、そこに刷った部数の半分を入庫。ここまでは印刷屋さんに運んでもらい、もう半分は事務所に置くことにして、これは自分の車で運ぶという手はずとしました。
倉庫といっても、とある篤志家(?)の方からお借りしたもので、倉庫会社の倉庫でもなく、だれか保安係がいるというわけでもないので、立会いがないとまずい。けっこうな数(?)増刷したので、印刷屋さん一人に荷下ろしてもらうのも申し訳ない。
というわけで、車で倉庫に向かったのですが、その金曜日、東京都下は雨交じりの雪。午前中に急遽、スノータイヤに交換するだとか、渋滞に巻き込まれるだとかかなり泣きが入りそうでしたが、無事、入庫を終えました。雪は雨に変わり、それも小ぶりになったので、本が濡れるということもなかったのですが、今後、土砂降りのときの入庫とかどうすんだろうなあ、いろいろと大変だなあ、と改めて痛感したり。
入庫作業は30分もかからず終了したものの、その後、倉庫の整理をしたりし、積み方を多少変えたりとうだうだした挙句、ようやく車に半分の部数を積んで、一路事務所へ。
事務所は、3階なんですね。
でも、エレベーターとかないわけです。悲しいことに。
そのあたりどうにかなるさ、などとたかをくくっていたのですが、まあ、どうにはなったものの、やはり大変であります。ざっと10往復ですよ。
ヒマな友人を助っ人を呼んでいたので、本当に助かりましたが、まあ、助っ人ともどもいいトシなので、これが筋肉つうか、体つうか、腰つうか、けっこうなにもかもに来ましたよ。まあでも、仕事のあとに飲んだビールの旨かったこと!
それにしても、本って場所とりますね……。これが10点、20点と点数が増えたらどうなるのか……。わかってはいるんです。わかってはいたのですが、これが、どうしたものやらと、今更ながら悩んでおります。
本を置きすぎて家の床を抜かした、という話が井上ひさしさんのエッセイにありました。あれはどの本だったかなあ。本をぎゅうぎゅうづめにしていた部屋に、買ってきた本を1冊とんと置いたら、床が抜けた! という話で、妙に感動してしまったとか何とか書いてありました。
立花隆さんにも似たような話があったような記憶があり。この本だったか。
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫) 立花 隆 文藝春秋 1999-03 売り上げランキング : 44873 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
私の文学青年時代(んなのあったのか)、「床抜き」を志していた時代もあったのですが、さすがに、いま、この状態でそんなことはしてはならじという思いはあります。というか、同じ本で「床抜き」なんて、ただのアホウですからね。まあ、鉄筋なんで大丈夫だと思いますけれど。
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