遠見書房のメルマガ

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2009年2月23日月曜日

たちまち増刷です

 

静岡大学保健管理センターの太田裕一先生がかの有名なブログにおいて『カルトからの脱会と回復のための手引き』紹介をしてくださいました。
ありがとうございます。

> というかこういう感じ方は世代差でもあるのかという気もします。
> ぼくらはやっぱりノストラダムス世代というか、オウム世代とい
> うか、自分の近くでも破壊的カルトに関わっていった人がいるし、
> 前の病院にもう少し長く勤めていたら地下鉄サリン事件の被害者に
> なったかもしれなかったので。


太田先生がおっしゃる「ぼくら」に私自身含まれているのかわかりませんが、遠見書房主は、ノストラダムスにやられた世代です。ロテさんと太田先生のちょうど真ん中くらいになるんじゃないかという感じがしますけれど、どうなんでしょうか。
そして、オウム事件のとき、私はすでにサラリーマンでしたので、本当に衝撃的でありました。あのときは阪神震災もあって、なんか無茶苦茶な感じだったんですよね……。

実際、カルトに関わっていた人や自己啓発セミナーに入っちゃった人とか、けっこういました。結局、ある意味で、ハマちゃった人は弱い人なんでしょうけれど、それ以上に、自己愛の強さというか、心の奥底にある選民的な思想というか、そういうものを感じることもあります。なぜ、あのエリートが、というようなことが当時から言われましたが、そんな不思議でもないのですね。
と同時に、オウム事件の主犯格だった知り合いだったという人たち何人かとたまたま知り合いになったことがあるのですが、大学時代や高校時代の彼らは「地味だった」というのですね。傍目から見ればエリートでも、エリートたちがたむろしていた一流大学なんかですと、エリートなんかじゃなくなってしまう。彼らが逃げ場を欲していたのがわかります。
それに、雑誌の「ムー」とか、「光の戦士」とか、なんか、いろいろあったんですよ。そういうものたちの心のともし火になるような雑誌や考え方が。。。選ばれた者たちは現実社会だとたいしたことがなくてもよかったわけです。仮の姿ですから。それが救いになっていたのではないかと。
現在でも、たとえば、ひきこもりの子の幻想で、「戦争になれば、オレはヒーローだ」というようなものがあるんだそうです。戦争になればひきこもるのはやめて戦線に出て、敵どもをやっつけてやる、みたいな子どもっぽい幻想が。現実言うと、軍隊は超学歴社会なんで中学からのひきこもりなんていう子には、ちょっと厳しい社会だと思います。平和が一番です。
ともあれ、私自身は運良くカルトにハマらなかったのでよかったんですけれど(まあ、どっちかというと、ダメ連ですし、リア充というやつですね)、でも、さほど変わらないんじゃないかとも思うのです。

東大の伊東乾先生に、

さよなら、サイレント・ネイビー―地下鉄に乗った同級生さよなら、サイレント・ネイビー―地下鉄に乗った同級生
伊東 乾

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という秀作があります。いい本です。

けっこう、身の回りの話なのだと改めて思う次第です。


ともあれ、太田先生ののお陰なのでありましょう。



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