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2011年12月20日火曜日

ストレスのトリセツ



中野敬子先生の新刊,

『ストレスのトリセツ(取扱説明書)──自分でできる認知行動療法』

が刊行されます。



タイトルが「トリセツ」。

いろいろと頑張ってみました。

タイトルは,かなり柔らかいものです。それにあわせ,とても読みやすいものになっていますが,内容は「なんちゃってCBT」なんていうレベルでは決してなく,ちゃんとしています。ちゃんとしている,というのは,1)実践レベルでも,2)研究レベルでも,3)文献レベルでも,ちゃんとしたバックボーンがあって,できあがったものが,「ストレスのトリセツ」である,ということです。

とまあ,アウトラインばかり語っていますが,

1)ストレス・チェックをはじめとする,多くの質問票が本書に掲載。自分のストレスの強さや,どういうストレスを得ているのか,など自分のストレスを確認することができる。

2) 1)に応じたストレスを減らすために,心理学的知見にもとづく,ストレス・マネジメント技法のうち,12が詳しく紹介されている。

3) 1)のストレス・チェック等の質問票は,当社のHPでも簡単に採点することができる。

4)本書のストレス・マネジメントは,認知行動療法の技法に拠っているおり,サブタイトルのとおり,セルフケアとしての認知行動療法でもある。ゆえに,クライエントの方などが使うと,とても効果的。CBT受けてみたい。でも,遠い…などの理由で断念されている方は,ぜひ,本書を読んでほしい。

5)医療職・援助職の方は,もちろん,この本をストレス・マネジメントのテキストのひとつとして読むことも可能。クライエントの方と本書を共有して,「宿題」にすることもできる。

といった,大変なすぐれものです。ストレス・マネジメントって,一時しのぎじゃなくて,もっともっと人生そのものの価値観を変えていくものなんだな,と感じます。


帯には,ドーンと,

「ストレス・マネジメントでイージーモードの人生に切り替えよう」


と書きました。

人生,イージーにねえ,と眉をひそめられる方もおられる方は百も承知,二百も合点。中野先生とこのあたり話し合いましたが,やはり,この本を読んでほしいような方にとって,人生は厳しすぎるものがあると思われました。
この不況,この社会,この時代,誰にとってもけっこう大変な時代です。大きくモードを変える必要があるんじゃないかと,考えています。


なお,中野先生ですが,遠見書房では2冊目。
http://tomishobo.com/catalog/ca00.html
http://tomishobo.com/bookgazo/00nakano.gif

前著もじっくりとですが,売れています。

それから,こんな本。とても売れているそうです。

ストレス・マネジメント入門―自己診断と対処法を学ぶストレス・マネジメント入門―自己診断と対処法を学ぶ
中野 敬子

金剛出版 2005-11-10
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