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2009年12月2日水曜日

【新刊】出ます! しかも2冊だすよん!【後編】

 
さて、今日は2冊め、であります。(前編はこちら

『夏休みで変わる ADHDをもつ子どものための支援プログラム──サマートリートメントプログラムの実際』

こちらは、山下裕史朗先生、向笠章子先生の編集のものです。



山下先生といえば、監修者をしたこの本が有名ですね。(かなりいい本です)

めざせ!ポジティブADHDめざせ!ポジティブADHD
あーさ

書肆侃侃房 2007-06-25
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小児神経科医であり、小児科医であり、久留米大学医学部の准教授。発達障害の支援を専門にされています。

もう一人の著者、向笠先生といえば、緊急支援!という方であり、福岡臨士会のボス?的存在(というか,アネゴですかね)。確か、数年前は福岡県士会の会長だったのではないかと思います。こんな本も↓

学校コミュニティへの緊急支援の手引き学校コミュニティへの緊急支援の手引き
福岡県臨床心理士会

金剛出版 2005-04-01
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(昔、遠見書房主が編集をした本。いまもよく売れているそうです)
しかも、向笠先生は、かの山上敏子先生のお弟子さんでありますね。

行動療法行動療法

岩崎学術出版社 1990-12
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方法としての行動療法方法としての行動療法

金剛出版 2007-07-12
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さて,

サマートリートメントプログラム(STP)は、NY州立バッファロー校のウィリアム・ぺラム教授(心理学科と精神科の教授だそうですよ)らが開発した、エビデンスのあるADHDの子どもの包括的-心理・社会的支援方法。そのSTPを久留米に導入したお二人と、スタッフたちが作った手引きが、本書であります。
STPは、簡単に言えば、ADHDの子どもを集めて、半合宿形式で、理論的には行動療法を中心に、具体的にはSSTやトークンエコノミーや、教えあい学習(ピアサポートになるのか)、スポーツ、グループ活動などを通して、ADHDの子どもたちのケアをしていくという方法です。STPを行なうためには、心理・教育・医療の3人のスタッフが必要ですが、この力作たる本書のおかげで、実行のハードルがかなり下がっているかと思います。

いや、これ、実に楽しそうです。いや、もちろん、ADHDという病に疲れている本人や家族に向かって「楽しそう」なんて言うのはいけないのですが、でも、子どもたちがいきいきとしている様子が垣間見れて、これを読んでいるのは(校正しているわけですが)、とても楽しい時間でした。
正直、この夏、久留米にお手伝いに行きたい!と思ったくらいです。

このSTP、ほんとに広がってほしい。
地域地域ではじめれば、ニーズもあるし、他職種同士の連携・協働作業としても有効でしょうし、それ以上に成果として子どもが変わるでしょうし、とても面白いのではないかと思います。
大学や施設などが取り組めば,地域社会への貢献にもなるでしょう。

というわけで,ぜひ,どうぞ,この本,読んでください。
詳しい内容は,こちらです。

http://tomishobo.com/catalog/ca08.html

STPを広げたいので,グループで読みたいのでまとめて送ってほしいという方があれば,割引しますよ。小社までご連絡くださいませ!
 

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