遠見書房のメルマガ

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2009年12月1日火曜日

【新刊】出ます! しかも2冊だ!【前編】

 
どうも、ご無沙汰ブリブリ(死語)の遠見書房主でございます。
11月、終わってしまいましたね、早くも師走…… なんか、すごくショックな感じなのですが、ともあれ、
新刊、出ます!
2冊同時刊行です。

『カウンセリングのエチュード──反射・共感・構成主義』
『夏休みで変わる ADHDをもつ子どものための支援プログラム──サマートリートメントプログラムの実際』

11月中にご連絡をしようと思っていたのですが、いろいろと事情がありまして(つうか、ブログを書いている暇がなかったので)、12月になってしまいましたが、本のほう、ご紹介しようと思います。

1冊目!を今日はご紹介しましょう。
『カウンセリングのエチュード──反射・共感・構成主義』



岡村達也先生、小林孝雄先生、菅村玄二先生の共著です。サブタイトルにあるように、反射=岡村担当、共感=小林担当、構成主義=菅村担当という、一応の区分けがあり、それぞれがロジャーズ=カウンセリング理論を再検討するという内容になっておりますが、当然、互いに交錯しながら、知的にエキサイティングに進んでいきます。
エチュードは、練習ですが、単に「基礎」という意味ではなく、「仮説」という意味も深いところにはあります(と勝手に解釈しています)。結局は、すべての理論は仮説であると個人的には思っており、それがエチュードということなのだ、と感じる次第。ちなみに、ロジャーズのかの有名な「治療条件」も、「仮説」として提示されています。そういう意味では人生万事仮説也。

さて、この本ですが、まずは、「まあ、私の学派は、いうなれば、ロジャーズですかね」というような方、そこの貴方にぜひ、読んでほしい。そう思っています。ロジャーズ自身の人間観から生まれた、がちがちの教条主義がやはりどうしてもパーソン中心療法にはあり、それが他の学派や他職種から「なんか、融通が利かないのね、肯いてばっかりで」と思われがちなところが、どうしても、あるかと思います。
もう、そんなことを思わせるのは、やめましょう。貴方は変わるべきです。といって、いまさら精神分析だの、認知行動療法だのに行くことはありません。ブラッシュアップをしましょう。パーソン中心療法を貫きゃいいんです。本書を読んで、悩んでください。一皮剥けるはずです。We Can Change! ですよ。

第二に、この本を読んでほしいのは、「なんか、ロジャリアンって融通が利かないのね、肯いてばっかりで」というようなことを思っている他の学派や他職種の方。確かに、そういう方も多いかもしれませんが(母集団が多いので仕方がない面もあります)、パーソン中心療法、つまり、ロジャーズの末裔たちの最新理論は、かなりのことになっています。肯いているばかりじゃありません。本書には、そのあたりも十分に書いていますので、ぜひ、お読みいたただければ、と思います。

本書の詳しい内容は、小社のHPにございます。

http://tomishobo.com/catalog/ca07.html

後編に続く。。
 

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