ナラティヴ・コロキウム(第1回)
たくさんの関係者がいるのに,なかなか一堂に集まる機会がない。「ナラティヴ」は,本当にそうしたものだと思います。
医療,心理,看護,教育といった対人援助職の方や,社会学,人類学といったアカデミックの分野の方がバラバラにおられるのが現状です。
そこで,「みんな集まれば面白いのでは?」という趣旨でもって,ナラティヴ・コロキウムなる集まりを催すことになりました。
コロキウムとは,「会議」といった意味ですが,「参加してよかった」と思える会をつくってみたいと思っています。
学生の方,初学者の方からベテランの方まで,新しい視点を見つける時間をご一緒しませんか?
日時 2013年3月10日(日曜)開催 9:30から(受付 9:00から)
場所 駒澤大学深沢キャンパス「アカデミーホール」
http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/campus/c_fukazawa/
(定員300)
渋谷から東急田園都市線で駒澤大学駅下車 駅から徒歩15分ほど
大きな地図で見る%83%AB&ie=UTF-8&ei=k3u7UPDYM6yXmQWA84HwBw&ved=0CAUQ_AUoAA
主催 ナラティヴ・コロキウム実行委員会
(事務局:遠見書房内)
会費 学生もしくは30歳以下の方 2,000円
一般の方 3000円
スケジュール
9:30~10:45 「質的研究を実践するために」
(千葉県立保健医療大学教授・看護師)松澤和正先生
【『臨床で書く―精神科看護のエスノグラフィー』(医学書院)などの著者がある精神看護実践・研究者による質的研究案内!】
10:55~12:20 「私のナラティヴ・ベイスト・メディスン」
(山梨市立牧丘病院・医師)古屋聡先生
【山梨の無医村地域での医療活動を続ける医師による私的 ナラティヴ・ベイスト・メディスン論】
13:30~14:45 「ベイトソンからナラティヴへ」
(名古屋市立大学教授・人類学者)野村先生
【コミュニケーションからナラティヴへと対人援助における「対話」がいかに変容をしたのかを学ぶ】
15:00~17:30 上記3人によるシンポジウム「ナラティヴとケアを考える」+ワーク(司会:八巻秀先生(駒澤大学教授))
18:30より懇親会 駒沢大近辺で(5,000円くらい/気楽な飲み会を考えております)
※昼食は各自ご用意ください(大学周辺には食事ができるところ/コンビニが各種あります)
※参加ご希望の方は,「お名前とご所属」,「懇親会に参加希望の有無」をお書きの上,メールで遠見書房
tomi@tomishobo.com
までご連絡ください。
※当日参加も可能ですが,席数の問題もありますので,できれば事前にご連絡いただけるとありがたいです。(席を確保しておきます)
※当日,関連書の展示即売会も開催します。
※ご参加いただけない方も,ご興味のある方にこの情報を流していただけるとありがたいです。
2012年12月3日月曜日
2012年11月29日木曜日
【反省会】『事例でわかる 子どもと思春期への協働心理臨床』
うわ,11月も終わりw
年をとればとるほど,1年が短くなっていきますが,なんか今年は,すんごい光速で駆け抜けたような気がします。
1年で20冊超の本を作っており,なんだか,もう大変なわりには,口座に預金はたまりません。不思議なものです。
それでも,徐々に売れているので,ありがたい限りなのですが,どうにも動かない本があります。
もちろん,これは売れないだろう,という見極めもあり,それでも,いろいろと細工をして,なるべく利益になるよう画策をしているわけですが,それにしても売れない本がある。
とても残念なのですが,
『事例でわかる 子どもと思春期への協働心理臨床』
これがあまり芳しくありません。
当社では,刊行から半年すぎた辺りで,印税をお支払いするのですが,そのときはいわば「売上印税」方式をとっております。つまり,売れた分だけ,印税を払おうというシステムですね。専門書には,ありがちな方式ですが,ともあれ,半年(で,書店から返品があるのですが)に売上を計算をいたします。
で,上記の本,あまり売れていないことが判明。
刷り部数の半分は売れてくれないと,青くなるわけですが,そこすら遥か遠いという状況です。
で,これがヒドイ本なのか,と自問するわけですが,そんなことはない。いい本だと思います。
子どもや思春期に関する7つの事例があり,それが「協働(コラボレーション)」のなかで,どう臨床心理士が動いたのか,それによって,どうクライエントや患者さんが変わったのか,ということがじっくりと描かれています。
また,編者の竹内先生による協働心理臨床での注意点やら理想やら思想,あるいはノウハウ的なものも多く書かれていて,相当に勉強になる1冊。そう感じています。
編集モノ,というと,読んでみると,内容がバラバラだったりすることも多いですが,この本には一貫した思想があります。コラボこそが,クライエントらを一番幸福にするのだという認識があります。
ですが……あまり売れない。
もちろん,「協働」というのが,売れないキーワードであることは承知しているのですが,それにしても売れない。
「協働」って大事なところなのに,あまり売れないのは,どういうことなんでしょう。
たとえば,この前も,ベテランのSCの方と話していて,SCにおける一番大事なスキルは,コラボとコンサルだと仰っていました。
現況のSCは,週1くらいで学校を訪問していますから,1vs1のセラピューティックな関係を作ること,多くの子と関係性を持つことは難しい状況があります。
だから,コラボレーションとコンサルテーションで,ほかの関係者たちとともに,子どもたちを導いていく必要があるわけです。
とはいえ,当然,こんな能力が最初から身についているわけもありません。臨床教育でこのスキルの向上のために使われている時間は,さほど多くはないでしょう。また,こうした力は,経験によるものが多く,簡単に伝達できるものでもない。成書もあまりありません。でも,コラボをやらないといけない現実があるわけです。
ならば,このコラボの本が売れてもいいのに,どうして売れないのか。
みんなできていると思っているのでしょうか…?
編者の竹内先生としんみりとしたメールをやりとりしていたのですが,竹内先生が仰るには,
1)そんなにやれていないのに自分はやれていると思っている人
2)自分でもあまりうまくやれてないと感じているのにあまり深く考えずに流している人
が多そうだということ。
そのうえ,
指導者たちが「インテンシヴなサイコセラピーこそが心理臨床活動の中核だ」と教え込みすぎる分,協働が周辺的テーマとして軽視されているのではないか?
とのことであります。
なるほど。
臨床心理士の仕事は,1)面接,2)検査,3)研究,4)地域支援となっており,コラボはこの4)にあたるはず。
1)や2)はホットなトピックスであり,3)もマニア?には喜ばれるわけですが,4)は……厳しい。
わが身を振り返れば,当然,ほぼ1人出版社などを率いているわけで,私にはコラボもコンサルもなく,そういうものが苦手だからこういう現状に漂着したところもあります。
多くの方が私のような人生を選択することはなかろうとは思うのですが,それであれば,ぜひ,この本『事例でわかる 子どもと思春期への協働心理臨床』をお願いしたい所存であります。
2012年11月7日水曜日
世界一素敵な臨床心理学の本
新しい本を出した。
本当に素敵な臨床心理学の本だと思う。
素敵?
素敵な専門書?
どういうこと?
「専門書」と言えるのかはよくわからない。少なくとも,小難しい専門書ではない。
でも,この本は,臨床心理士が書いたケースの本。いわば,事例研究的な本であることは確かだ。
読んでみたら,素敵な本であるということがわかってもらえると思う。
この本は10章あって,どの章も1つのケースを中心に語られている。10のケースの物語があるのだが,どれも素敵なのだ。涙を流しそうにさえなる。うれしくもなるし,切なくもなる。いろんな感情が揺さぶられる。
判断は読者次第だが,事例としてうまくいったものもあるし,そうでないものもある。それを含めて,なんと言うか,小説を読んでいるようなのである。
「小説を読んでいるよう」なんていうと,褒め言葉ではないかもしれないが,いや,これは本当に褒め言葉である。
もっと言ってしまえば,これは小説だ!と言ってもいいかもしれない。でも,これは小説ではない。専門書だ。リアルなケースの話だから。
文がいい。
とても素晴らしい。
レトリックの技術もさることながら,文の構成も素晴らしい。
この2つがそろっている。
時折,「小説」じみたケースの話を,ドヤ顔で読ませてくれる方がおられるのだが,そういう方は,この本を読むと,ちょっと赤面してしまうと思う。そのくらい,ちゃんと面白い。ちゃんとした商品として面白い。
どこかの文庫本になってもおかしくないレベルだと思う。
この本だ。

物語がつむぐ心理臨床
こころの花に水をやる仕事
三宅朝子著
心理臨床,心理療法のことが10章の,10のケースを通して語られる。そして,この10のケースは,周産期から高齢期,死の直前から選ばれている。つまり,人間の一生に寄り添いながら,セラピーをする意味が語られていると言ってもいい。
でも,それらの難しいことは物語の背後にあるので,まずは,小説を読むように,この本を読んでくれればうれしい。
とても面白い本です。さらさらっと読めると思います。
ホント,必読ですよ。
2012年10月20日土曜日
誤解
こないだ,とある方と久しぶりにお会いした。もちろん,「こころの業界」の方である。
で,その先生が,
「遠見書房は,儲かってるでしょ?」
とお聞きになった。
「いやいや」と謙遜というか,実際にそんな儲かってはいないのだが,ともあれ答える。ボチボチでんな,というのがベストなんだろうか,でも,関西弁話せないし,などと悩みつつ,まあ,よくも悪くもない,などという感じで「いやいや」と言っているのである。
そういうと,こないだ刊行した,日本臨床心理士会さんの本2つを引き合いに出される。
「こういうのって,団体からお金,もらってつくるわけでしょ? ウハウハじゃないの?」
いやいやいや,1円もいただいてないので。
そう──大きな誤解がある。
『臨床心理士のための精神科領域における心理臨床』

『臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床』

この本(2冊)は,1円もいただいていない。
もちろん,原稿料も印税もお支払いするのだが,これも遠見書房から出る。まことに自立的企画である。
士会さんからは,媒体への広告宣伝を無料にしてもらうなど(本書のみの広告だが),ありがたい対応をいただいている。プライスにすると,かなりのものだが,。ほかにもいくつかの支援をいただいているが,ともあれ,士会さんの口座から遠見書房の口座にお金が移動するということは,ない。
会員の皆様の貴重な浄財が,遠見書房に流れる,ということはないので,安心していただきたい。
日本心理臨床学会監修『危機への心理支援学』も同様であります。
(もちろん,すべての学会等の監修/編集ものが,買取も印刷代の一部肩代わりをしていないというわけでもありませんが)
とある先生が誤解されているようなので,他にも誤解されている方がいると思い,記述した次第であります。
とはいえ,最初に企画がきたときに,「買取とかあったらどうしよう,ムハッ」と鼻息を荒くしていたことは,内緒です。
2012年10月5日金曜日
【新刊】今日これからの心理臨床を考えるアーカイブズ!
先月の心理臨床学会(名古屋)に合わせて刊行しました,
『臨床心理士のための精神科領域における心理臨床』

この,姉妹編となる,
『臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床』

を来週末(10/12ごろ),刊行いたします。
どうぞ,よろしくお願いします。
=
監修の日本臨床心理士会様の大々的なバックアップを受けており,臨床心理士会の雑誌でも宣伝をさせていただきました。
そこに直接販売用のシートをつけており,ファックスやEメールにて広く注文を募っております。
士会雑誌は,ちょっと前に刊行したところだそうで,遠くの地域の方にはまだ届いていないかもしれませんが,すでに多くの会員の皆様より,上記書籍の直接購入の申し込みをいただいております。
誠にありがとうございます。
ただ,10/5現在,『臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床』がまだ刊行されておりませんので,未発送の状況です。
2冊を同時に申し込まれている方が多いのですが,同時にご送付したいと考えております。発送は,10/12以降になりますので,どうかあらかじめご了承いただけますとありがたいです。
なお,10/13(土),14(日)に東京ビックサイトにて行われる「日本臨床心理士定例職能研修会」でも,上記2点,大々的に販売いたします。
(遠見書房は出展できないのですが,新元社さんが引き受けてくださっています。)
2012年10月1日月曜日
先週の金曜日,東京大学教授の中釜洋子先生が亡くなった…
あまりにも突然のことに言葉も無い。青天の霹靂というか,なんというか,よくわからない状態である。がんで急逝されたそうだ。がんは8月後半に見つかったと伺った。あまりにも,急な展開で,ご本人もご家族も呆然とされているように思われる。
ご冥福をお祈りいたします。
本当に惜しい人だった。「世界の東大に家族療法の講座がある」というのは,すごいことだった。統合的なアプローチについても模索されていた。もともとは理学部だったそうな。心理学に興味を持ち,専攻を変えられたという。お酒はお好きで,何度かご一緒させてもらったことがある。タバコはお嫌いで,あんまり吸わないほうがいいとたしなめられたこともある。「スラムダンク」の名言を話し合う飲み会をしようなどと仰ってもおられた。息子さんがお持ちなのか,「スラムダンク」がお好きだったようだ。
中釜先生の昔つくった本を再刊しようだとか,翻訳(めいたもの)をやってみようだとか,いろいろと企画が立ち上がっていた。翻訳(めいたもの)のほうは,形態を変えて,進むだろう。進めてもらいたいと思う。昔の本については,現実的に難しいかもしれない。
なんということだろう。
本当に切ないことです。
合掌
2012年9月29日土曜日
秋ジャケは,フライになった夢を見るのか
いつのまにか,サンマの季節になっていて,秋ジャケも並ぶようになってきた。
学会シーズンはまだ半ば。 日本心理臨床学会向けた本で燃え尽き,また,その後の学会に向けた本で燃え尽きって,なんだか,燃え尽きてばかりいる。
なんか,パフォーマンスが落ちているのかもしれない,などと思ったりもする。老眼も始まったような気もする。歯周病やばい,とこないだ歯医者で言われ,2ヶ月かけてクリニーングをした。腰もいたい。足もだるい。つうか,年なのか。
と,まあ,嘆いてばかりもいられない。
ありがたいことに,それなりに本が好調に出ていて,その発送作業ばかりに力が行っていて,他の作業がはかどらないという現実もあるのかもしれない。
ここ最近,売れているのは,竹田先生の「トレブック」である。 マイナス思考と上手につきあう
認知療法トレーニング・ブック ──心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
マイナス思考と上手につきあう
認知療法トレーニング・ブック
──心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
これが売れ出してきた。
刊行から2カ月がたって,倉庫から持ってきては無くなり,また持ってきて,という状況になっている。
専門書は,やはり,どう考えても,売れ出すのに6カ月くらいがかかる。あまり宣伝もできないし,学術雑誌あたりに書評が載り出すのも,最短で6カ月くらいであり,ひどいと1年,2年かかるときもある。
とはいえ,書店さんに置かれている時間は,たいてい半年。平積みなら1,2カ月くらいである。
その期間内に売れ出すようにするのは,大変だ。
そうしたなか,竹田先生の本が,2カ月で火がつくのは,この本が力をもっている証拠なのかもしれない。
なんて書いておいて,その火も消えちゃうかもしれませんが,いや,まあ,ホントいい本なので,ぜひお手にとっていただきたいわけです。
専門家の方には,以下のようなものもある。
『マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック』
セラピスト・マニュアル
一方,新刊が2つ。
1つは,高齢者心理臨床のベリーグッドなテキストをめざして企画された,
『老いのこころと寄り添うこころ』
──介護職・対人援助職のための心理学
山口智子編
である。 この本は,大学~大学院くらいにあてたテキストである。心理専攻だけでなく,介護や看護の各専攻などで,高齢者の心理を学ぶ場合にも有効である。もちろん,ベテランの皆さんの「学びなおし」にも。
で,もう1つは,
『臨床心理士のための 精神科領域における心理臨床』
一般社団法人 日本臨床心理士会 監修
同 第1期医療保健領域委員会 編
津川律子 責任編集
日本臨床心理士会監修の1冊である。
姉妹編で,上下というか,姉・妹というか,ともあれ,2冊であり(べつにどっちが上ということもない。二卵性双子である),読み応えのある本となっている。
既刊のものが,この「精神科編」。
この次に,10月中旬に刊行される分は,「医療保健編」(まだHPにはあげていないのだが)。
臨床心理士の皆様は,必読でありますので,どうかよろしくお願いします。
※
唐突だが,今日,気になったニュース,
【9月26日 AFP】
重い人格障害のある人は、嗅覚能力が極端に低いという研究結果が20日、学術誌「Chemosensory Perception」に発表された。 反社会的行動や共感の欠如、冷淡さなどで特徴づけられる人格障害と嗅覚の障害はどちらも、脳の眼窩前頭皮質と呼ばれる部分の機能障害に発することが分かっている。
詳しくは, http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2903949/9584668
ふうむ。
とはいえ,極端に鼻が効かないからといってパーソナリティ障害ではないらしいですが,パーソナリティ障害って脳の気質的な問題なの,とか,いろいろと思うところもあるのですが,原著論文を読んだわけではないので,これ以上のコメントは避けます。
でも,いろいろと面白いですね。
学会シーズンはまだ半ば。 日本心理臨床学会向けた本で燃え尽き,また,その後の学会に向けた本で燃え尽きって,なんだか,燃え尽きてばかりいる。
なんか,パフォーマンスが落ちているのかもしれない,などと思ったりもする。老眼も始まったような気もする。歯周病やばい,とこないだ歯医者で言われ,2ヶ月かけてクリニーングをした。腰もいたい。足もだるい。つうか,年なのか。
と,まあ,嘆いてばかりもいられない。
ありがたいことに,それなりに本が好調に出ていて,その発送作業ばかりに力が行っていて,他の作業がはかどらないという現実もあるのかもしれない。
ここ最近,売れているのは,竹田先生の「トレブック」である。 マイナス思考と上手につきあう
認知療法トレーニング・ブック ──心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
マイナス思考と上手につきあう
認知療法トレーニング・ブック
──心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
これが売れ出してきた。
刊行から2カ月がたって,倉庫から持ってきては無くなり,また持ってきて,という状況になっている。
専門書は,やはり,どう考えても,売れ出すのに6カ月くらいがかかる。あまり宣伝もできないし,学術雑誌あたりに書評が載り出すのも,最短で6カ月くらいであり,ひどいと1年,2年かかるときもある。
とはいえ,書店さんに置かれている時間は,たいてい半年。平積みなら1,2カ月くらいである。
その期間内に売れ出すようにするのは,大変だ。
そうしたなか,竹田先生の本が,2カ月で火がつくのは,この本が力をもっている証拠なのかもしれない。
なんて書いておいて,その火も消えちゃうかもしれませんが,いや,まあ,ホントいい本なので,ぜひお手にとっていただきたいわけです。
専門家の方には,以下のようなものもある。
『マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック』
セラピスト・マニュアル
一方,新刊が2つ。
1つは,高齢者心理臨床のベリーグッドなテキストをめざして企画された,
『老いのこころと寄り添うこころ』
──介護職・対人援助職のための心理学
山口智子編
である。 この本は,大学~大学院くらいにあてたテキストである。心理専攻だけでなく,介護や看護の各専攻などで,高齢者の心理を学ぶ場合にも有効である。もちろん,ベテランの皆さんの「学びなおし」にも。
で,もう1つは,
『臨床心理士のための 精神科領域における心理臨床』
一般社団法人 日本臨床心理士会 監修
同 第1期医療保健領域委員会 編
津川律子 責任編集
日本臨床心理士会監修の1冊である。
姉妹編で,上下というか,姉・妹というか,ともあれ,2冊であり(べつにどっちが上ということもない。二卵性双子である),読み応えのある本となっている。
既刊のものが,この「精神科編」。
この次に,10月中旬に刊行される分は,「医療保健編」(まだHPにはあげていないのだが)。
臨床心理士の皆様は,必読でありますので,どうかよろしくお願いします。
※
唐突だが,今日,気になったニュース,
【9月26日 AFP】
重い人格障害のある人は、嗅覚能力が極端に低いという研究結果が20日、学術誌「Chemosensory Perception」に発表された。 反社会的行動や共感の欠如、冷淡さなどで特徴づけられる人格障害と嗅覚の障害はどちらも、脳の眼窩前頭皮質と呼ばれる部分の機能障害に発することが分かっている。
詳しくは, http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2903949/9584668
ふうむ。
とはいえ,極端に鼻が効かないからといってパーソナリティ障害ではないらしいですが,パーソナリティ障害って脳の気質的な問題なの,とか,いろいろと思うところもあるのですが,原著論文を読んだわけではないので,これ以上のコメントは避けます。
でも,いろいろと面白いですね。
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