遠見書房のメルマガ

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2012年10月20日土曜日

誤解

 

こないだ,とある方と久しぶりにお会いした。もちろん,「こころの業界」の方である。
で,その先生が,
「遠見書房は,儲かってるでしょ?」
とお聞きになった。
「いやいや」と謙遜というか,実際にそんな儲かってはいないのだが,ともあれ答える。ボチボチでんな,というのがベストなんだろうか,でも,関西弁話せないし,などと悩みつつ,まあ,よくも悪くもない,などという感じで「いやいや」と言っているのである。

そういうと,こないだ刊行した,日本臨床心理士会さんの本2つを引き合いに出される。

「こういうのって,団体からお金,もらってつくるわけでしょ? ウハウハじゃないの?」

いやいやいや,1円もいただいてないので。

そう──大きな誤解がある。
『臨床心理士のための精神科領域における心理臨床』



『臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床』

http://tomishobo.com/catalog/ca47.html


この本(2冊)は,1円もいただいていない。

もちろん,原稿料も印税もお支払いするのだが,これも遠見書房から出る。まことに自立的企画である。
士会さんからは,媒体への広告宣伝を無料にしてもらうなど(本書のみの広告だが),ありがたい対応をいただいている。プライスにすると,かなりのものだが,。ほかにもいくつかの支援をいただいているが,ともあれ,士会さんの口座から遠見書房の口座にお金が移動するということは,ない。
会員の皆様の貴重な浄財が,遠見書房に流れる,ということはないので,安心していただきたい。

日本心理臨床学会監修『危機への心理支援学』も同様であります。
(もちろん,すべての学会等の監修/編集ものが,買取も印刷代の一部肩代わりをしていないというわけでもありませんが)

とある先生が誤解されているようなので,他にも誤解されている方がいると思い,記述した次第であります。

とはいえ,最初に企画がきたときに,「買取とかあったらどうしよう,ムハッ」と鼻息を荒くしていたことは,内緒です。

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