遠見書房のメルマガ

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2011年2月4日金曜日

【投稿】「N:ナラティヴとケア」【あらば】

 
遠見書房主です。
毎日毎日寒いですが,皆様,お元気でしょうか。

「N:ナラティヴとケア」第2号を刊行いたしました。



実に,面白い特集になりました。

ぜひ,ご高覧ください。


で,その,「N」の巻末には,

※本誌では皆様の「声」を求めています。本誌がカバーしたいと考える「ナラティヴ」と「ケア」の分野は,さまざまなフィールドを架橋する分野ですが,そのために,研究報告や実践報告として既存の学術雑誌などには掲載が難しい場合もあるかと思います。皆様の臨床や実践の成果をぜひともご投稿ください。詳しくは,小社編集室までお気軽にお問い合わせください。

と書いております。

特に,問い合わせはなかったのですが,何ゆえか,ここ1週間ほどの間に,立て続けに数件の問い合わせをいただきました。

当然,「投稿したい」というお話なのですが,本誌には,「投稿規程」というものがございません。
様式などもなく,というか,なんの縛りも設けておりません。一応,文献表記を統一する,ということはお願いしたいところですが,ま,その程度。

枚数規定もないのですが,現実問題として100枚(400字詰め原稿用紙換算)の論文なんか送っていただいても掲載などできません。こういう場合は,内容いかんにかかわらず,お引取りいただくことになるかと思います。
短いほど載りやすい,ということはあるかと思うのですが,といって,「N」に載るような,「質的」な論文が15枚などで収まることはないでしょう。

30枚×400

このくらいがありがたい。
と思っております。

短いでしょうか……マックスですと,40枚×400字。

これ以上ですと,なかなか難しい。

投稿いただいた文章は,編集部がまず拝読し,掲載に値すると思われる内容でしたら,査読というほどではありませんが,「N」にコミットしていただいている,その領域の実践家,研究者の方に読んでもらって,判断を仰ぐことになります。多少の書き直しをお願いすることもあると思います。

対象とする論文は,たとえば,心理臨床における「事例研究」だと,ちょっと掲載は難しいと思います。そういう論文は,日本心理臨床学会の雑誌などにも投稿できますし,そうしたメインストリームのアカデミズムとバッティングしても仕方がないと考えます。ほかの学会=研究方法も同様です。
どちらかというと,論文の枠組みとか,学際とか,そういうものにはまれはかったものを掲載したいと考えています。
もし,論文をどこの学術雑誌に投稿しても,「分野が違う」と言われるのならば,これは「N」の出番かと思います。めざすのは,架橋する雑誌ですから。

とはいえ,「N」は年1の発行です。投稿から掲載まで,下手をすると数年かかってしまうかもしれません。
また,しっかりとしたレフリーがついた査読ではありませんので,制度上の学術論文としての価値としていかほどなのかはまったくの不明ですし,間違っても,将来の出世などなどに大きい影響を与えるものにはならないと思います。
そのあたりを十分に吟味のうえ,ご興味があれば,ぜひ,お送りください。

tomi@tomishobo.com

に添付ファイルで送っていただければ,ありがたいです。
 

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