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2010年7月5日月曜日

【心理療法の】キタ,コレ,すげえ【諸システム】

 
心理臨床学というものを専門とする方で,たとえば,APA関連の本や雑誌をちらとでも読んだことがあろう人ならば,プロチャスカ&ノークロスという文献を見たことがあるかと思う。

Prochaska & Norcross

見た記憶ありません?

私のようなトンデモはっぷんな編集者さえ,おお,知っている知っているという人なので,「ほほう,あの人か,あの人か」と思うことでしょう。
心理療法の統合だとか,質的研究によるサイコセラピーの研究だとか,そのあたりの世界随一の研究者の2人です。

その2人の主著であると言ってもいいだろう,

Systems of Psychotherapy: A Transtheoretical Analysis

の邦訳,出ました!

心理療法の諸システム心理療法の諸システム

金子書房 2010-07-12
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す,すげえ!

値段もすごいですが,厚さもすごい。ま,ちょっとお高いことは事実かと思いますが,原書でさえ1万円近い本であり,白菜簡単に漬かるくらいの重さで,ものすごいページ数の本であります。しかも2段組。
実は,遠見書房宛に,版元の金子書房さんより書評用謹呈をいただいたもので,現物を見ているのですが,すげえ本です。というか,これを見て語るな,心理療法,といってもいいでしょう。少なくとも,この本をベースに,心理療法は語られるべきだと思いますし,そういう意味では,この本は一里塚。多くの心理療法を彩るコアがこの本にまざっていると思います。

本自体は,現物をいただいたくらいですから,もう書店さんには並び始めたころかと思いますし,アマゾンでも予約がはじまっています(7月5日現在)。

さすがにこれだけの本ですから,個人で買うのはなかなか大変かと思いますが,もし,多少でも余裕があれば,ぜひ読んでもらいたい。また,大学の研究室や臨床現場には取り揃えておくべき1冊となっております。

なんで,私,他社の本,宣伝してんだといいうところもあるのですが,いや,社の壁を越えても応援したい本です。
  

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