遠見書房のメルマガ

遠見書房のメルマガ
月1くらいの謙虚なメルマガです。上のバーナーをぽちっと押すと、説明ページに飛びます

2010年4月7日水曜日

【関西・山陰出張まとめ】ほんと,ぐだぐだ日記みたいなもんでスイマセン

 

金土日かけて,関西と米子に行ってまいりました。決して遊びに行ったわけではありません。もうここで言い訳気味なことを言っていますが,あくまでも仕事でございます。


初日は,朝5時に起きて8時前の新幹線に乗り,京都へ。京都の書店さんに挨拶をしてきました。アポもとらずに朝っぱらからお伺いしましたが,本当に皆さん,ご対応いただきまして,ありがとうございました。
京都はよい本屋さんが多いですね。流石,という感じです。

大阪の書店さんも,何軒もよりたいとピックアップしていたのですが,時間切れにて,1軒のみにて終了してしまいました。効率的に回れるよう準備しないとよくないですね。反省です。

さて,梅田発15時の高速バスに乗り,一路,米子へ。車中爆睡。渋滞がたたったらしく,予定より1時間弱遅れて,米子着。

米子といえば,あの方,という感じですが,その御方と,一献。いや,いや,楽しい一日であります。思春期心性などについていろいろと興味深い話を伺い,心の中にメモす。食べ物もウマイです。

で,翌日。
朝ちゃんと起きて,レンタカーを借りて,大山へ。つか,仕事じゃん,などということもあるが,いいのです。仕事です,これも。などとなぜか,持っているのは,スキー靴。スキー板。中国地方の最高峰 大山は,山スキーのメッカでもあるのですね。当然,行かねば。
天気予報では「晴れ!」となっていたのに,大山の登山口はなんと雪。ウゲゲゲ。日ごろの行いが悪いのなあ。なんか,一人で山に遊びに行って見事に晴れたことは数えるほどしかない。というか,大体,雨男ですわ。

事前に情報を入手していたものの,例年だと登山口近辺から雪がついていて,スキーを履いたまま上がれるとのことだったが,今年の大山は雪が少ないようで,すでに夏道が出ている。あちゃー,アイゼン持ってくればよかったと猛烈に反省しつつも,板を担ぎ,スキー靴にて歩行開始。そのうち雪,出てくるだろう。雪が出てきたら,スキーで登ればいいのであって,そうなればアイゼンは不要。なんて想像をしていたんですが,そのまま,頂上まで……。雪,全然なかったです。スキー靴,すげえ重いっす。雪が降っていたものの,気温がさほど低くなく,それが幸いし,アイゼンなくとも何とか登れました。
さて,板。これが無用の長物になりそうなわけですが,沢筋には残っているようで,頂上から降りてくる途中の,8合めあたりから,沢筋に降りて滑ることに。上のほうは狭くてガリガリでしたが,100メートルくらい降りると,昨日から降っていた雪のせいか,楽しい。パウダーとまでは行きませんが,快適に滑降しました。結局,元谷避難小屋辺りまで滑れたらしい。
山を振り返ると,



やはり曇り。。

その後,大神山神社奥宮を経て,大山寺,登山口まで戻る。全行程4時間ほどのなかで,快適滑走をしていたのは正味30分くらいなもんでしょうかね。。トホホ。境内を板を担いで歩く男は,観光客の方に相当に不審な目で見られました。


さて,仕事。
米子市内に戻り,「今井書店・本の学校」さんに伺う。
なんで,今井書店さんだけ実名出すのか,というのもアレなのですが,佐野慎一先生の「ほんころ(下記)」で熱く描かれたり,昨年は,菊池寛賞を取ったり,となんか面白い展開をしているからなんですねえ。

だれが「本」を殺すのか〈上〉 (新潮文庫)だれが「本」を殺すのか〈上〉 (新潮文庫)

新潮社 2004-05
売り上げランキング : 77265
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



正直,米子という町は,わりに寂しいところです。大きな産業もなく,人口が爆発的に増えているわけでもなく,駅前の商店街もシャッター街というほどでもないにしろ,わびしい。いろいろと厳しいな,と思います。
こういうところだと,郊外型店舗が活況を呈していたり,ということもあるかもしれませんが,やはり,そもそもの人口の少なさは,高齢化を進ませ,購買力の低下を意味させるのでしょう。
それと,正直,本屋さんの郊外型店舗というと,なんとも味気のない品揃えで,遠見書房のような専門書畑の,超弱小版元にはまったく関係のないような場所です。
上記,今井書店・本の学校さんも郊外型の店舗でして,ホントのところ,どうなんだと,思っていたわけですね。

ところが,えーー,これが,すごいいい本屋さんでした。
200台くらいは入る駐車場があるのですが,土曜の午後で,ほぼ満杯。出入りも激しいです。店内に入ると,子ども向けのイベントを開催していたためとはいえ,かなりのお客さんが入っていました。密度的に言えば,同じ時間の都心のメガストアのような活況ぶり。書店の棚も,細かくジャンルに分かれて本が並んでいて,書店員さんが,売っている本がよくわかっているのだなあ,という感じがしました。売れるのはこの辺りが原因かもしれません。わからないけど。
当然ですが,遠見書房の本もありました。

ともあれ,これからの地方の本屋さんは,こういう感じになると,いいのになあ,と強く思いました。希望が湧きます。これだけでも,米子にきた甲斐があったというものです。


仕事2:
米子在住の臨床心理の先生,3人と飲む。これも楽しい一夜でありました。皆さん,ありがとう! いい本,作りましょう。


さて,最終日。だらだらと起き,朝飯を食し,帰宅に入る。大阪に寄ろうと出たものの,気づいたら11時半の「特急やくも」しかなく,……そのまま電車を乗り継いで,鉄ちゃんのごとく帰宅。東京着,18時。。。わりに鉄ちゃんなのかも,私,などと思う。

昼寝しつつ,下記を読破。

生き残る判断 生き残れない行動生き残る判断 生き残れない行動
岡真知子

光文社 2009-12-17
売り上げランキング : 1412
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



超絶面白かったです。緊急支援をやるひとの必読書かも。

=Special Thanks

生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から (岩波現代文庫)生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から (岩波現代文庫)

岩波書店 2009-03-17
売り上げランキング : 86937
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


認知症予防への扉認知症予防への扉

コープ出版 2007-05
売り上げランキング : 350955
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

1 件のコメント:

T.Y. さんのコメント...

今度大阪の書店周りをされるときには事前に御連絡下さい。
移動時間を短縮したルートを考えてお伝えしますよ~(^^)v。