ロテ職人さんのブログはよく見ている。
ちょっと前に、ロテさんが私のことを「伝説の敏腕編集者」と書いていた。私は死んだわけでもないし、まだ歴史的存在でもないし(酒奢ってくれるというのならば、どこでも行くっすというくらい,小市民なのだが)、そもそも、そんな器ではない。いや,ほんと,盃くらいの容量である。
なのに、うんなことを書かれちったら,まるでロテさんに金を渡した見返りに,いいように書いてもらったみたいじゃないか,と思っていたら、ある先生にお会いした時、
「よっ、伝説の敏腕編集者」
と言われてしまった。
しかも,2人くらいに。恥ずかしかった。
読んでいるのは自分だけではないんだね、と改めて痛感した次第です。
ロテさん、いつもありがとう。みんな,読んでいるよ~。
いや,ほんとはとても嬉しいです。
と思っていたら、こないだは、ロテさんのブログで、第3四半期の売り上げトップ5を公開していた。
ちなみに、第2四半期の売り上げのトップは、小社の中村先生の本
だったので、とてもありがたかったのだが(ブログなどで「売れている」と言っていただけると、安心されるのか、買う人増えるんですよね)、ついこないだの、第3四半期のトップ5のなかに、
中野先生の本
学校臨床の雑誌
の2冊が入っており、なんと、1位は、
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であった。
これは、「臨床心理学」誌で連載していたものですね。それをまとめたもので、ま、私が企画担当者であったので、要するに、3冊も入っているわけである,この,伝説の敏腕編集者(笑)の本が。
小社の本が1位じゃかったのが、ちょっと残念であるが、ま、それは仕方がない。相手は津川副会長である。とっても、いい本であるし。
でも、3冊。私の手柄ではある。ま,でも,実質,2.5冊ちゅうところですかね。
いや~、たいしたもんだ。
とは、ちょっとは自画自賛するわけですが、でも、数年前のロテさんのランキングには、遠見書房主謹製の本は、ほとんど入っていなかったのですね、実は。
それなりに紹介していただいていたのだが、ランキングにはまったく入っていなかった。正直言うと、何年前だったかわからないが、最初にロテさんのランキングをみたとき,私のかかわった本が1冊も入っていなかったので、「このブログ、おかしいよ」と思っていたくらいである。よくわからないけど,JAROに訴えようかとも思ったくらいである。なにせ、本の売り上げと、ロテさんのランクが等しくなく、ずいぶんと片寄っていたのである。
でも、今はけっこう入っている。
もちろん、ロテさんが、こんな時世に創業された阿呆な遠見書房をフューチャーつうんですかね、いろいろとご紹介していただいているのはもちろん大きい。
でも、それ以上に、ロテさんの読者、あるいはロテさん自身も、臨床家として育っているのだろうと思う。ちょっと前のロテさんのブログで一番売れていたのは、学生~院生にかけての入門書であったような感じがする。
それが年を経て、臨床家として成長して、遠見書房のような、実践型の本にニーズが移ってきたのではないか。かように分析する次第ですね。
でも,それが,本屋で無茶売れるか,というと,またよくわからない。実践型の本は,やはり,売れる上限がありますので。
ともあれ、これからもいい本を作りますので、よろしくでございます。
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