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2014年1月17日金曜日

遠見書房主でございます。
激しく寒いですね。

催し物の案内でございます。


ナラティヴ・コロキウム(第2回)──対人援助におけるナラティヴ──


もご紹介したいところなんでありますが,これとは別。
神戸大学森岡正芳先生からの案内がまわってきました。

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第5回ライフヒストリー研究国際シンポジウム

語ることを方法とするライフヒストリー(ライフストーリー)に、心理学、教育学、社会学、人類学等、さまざまな方面からの関心が集まっています。今回は、フランスからニヴィアドムスキー(Niewiadomski,Ch.)教授を招いて、臨床社会学の立場から、実践=研究方法としてのライフヒストリーについて議論します。事前にお送りいただいた発表要旨を拝見して、私たちが取り組んでいる「臨床ナラティヴアプローチ」とテーマ、内容、問題意識、志向性など深く重なる内容で、しかも本邦未紹介です。よろしくご参集ください。

参加は無料、事前申し込み不要です。
 
日時:2014131()-21()
場所:神戸大学発達科学部
会場:B104131日)および大会議室(21日)
日程:131()
   1330 開会と趣旨説明 末本誠 森岡正芳  
1400 基調報告1 ニヴィアドムスキー
  『精神的健康領域における臨床ナラティヴの貢献』
 
要約: 精神的健康の臨床家は、医療的認識論と生物工学に方向づけられた社会的期待に、できる限り最も有効に応えることをいつも求められているが、今後の彼らの行動は、ますますかつ頻繁に報じられる科学的医療の進歩それ自身のせいで、患者が引き受ける長い時間への伴走という方向で展開することになるだろう。しかも患者たちは、彼らに医療的な規範とはきわめて不安定な隣接関係をもつだけの新しい生活的規範を構築するよう仕向ける、病気の経験を語ることを止めない。まさにこの点が、患者との間に「聞いてもらった」という信頼関係を生み出し得る、臨床医学的な聞き取りの姿勢を決定づけ、「ナラティヴメディスン」を重視する伴走の示し得る利点になることを示すことにしよう。

キーワード:規範、規範性、伝記的な研究、ナラティヴメディスン、ライフストーリー
 
  1545  討議
   1630  院生発表
   1730 終了 

21()   
1000 基調報告2ニヴィアドムスキー
『社会的不平等と臨床ナラティヴ:アルコール依存者たちへの伴走』
要約:このセッションでは社会的不平等に注目することが、どのようにして参加者の伝記的な軌跡の分析に依拠するライフヒストリーグループのメンバーであるアルコール依存症者に、伴走する方法における基本的臨床を支える観点になることができるかを、示してみたい。まず今日、アルコール症という概念と健康における社会的不平等という問題としての臨床医学の関わりを論じたのち、参加者たちの伝記的な軌跡に焦点を置いた伴走の方法論的な意味について触れることにしたい。きわめて異なる社会背景を出自とする二人の参加者が登場する一つの臨床例から、グループにおける相互作用についての集団的な分析が、それぞれの階級的属性と結びついた社会-心理的な機能によって基本的に規定された登場人物達の独自の歴史と、自ら結び合うかを示すことができるはずである。それによってわれわれは、一つのライフヒストリーグループの中でのこれら二つの軌跡の交錯の分析が、グループを構成する人びと全体にとって意味をもつにいたる、力強いテコになることを検討することになるだろう。

キーワード:アルコール疾患、アルコール依存症、健康の社会的不平等、伝記的な軌跡、ライフストーリー


   1200  休憩・昼食
   1300 発題
津田英二(神戸大学) 
『ナラティヴが意味を持つ場の創出へ:障害の問題の社会的共有に向けて』
   
   1500  討議およびまとめ
   1600 終了
あと懇親会
  
講師紹介:ニヴィアドムスキー(Niewiadomski,Ch.)リール第3大学人間・社会学部教授。教育科学。DECCIDDéveloppement social, Education, Culture, Communication, Information, Documentation)実践研究部門長。CIREL-Proféor研究所(Centre Interuniversitaire de Recherche en Education de Lillem EA 4354)所員を兼務する他、ASIHVIF-RBEAssociation Internationale des Histoires de Vie en Formation et de Recherche Biologique en Education)、およびIISCInstitut International de Sociologie Clinique)会員。
著作では、社会・教育的背景および健康に関する成人教育の領域おける、伝記的研究の特質を生かした研究に取り組んでいる。最近の著作の一つでは、人間・社会科学的な臨床ナラティヴと教育研究の基礎を提示しようとしている。(ニヴィアドムスキー C. 『伝記的研究と臨床ナラティヴ――現代の主体に聞くことと聴くこと――』 トゥールーズ エルス)。


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かなーり,面白そうではないでしょうか。


フランス系です。
現代思想っぽいですね。

現象学とナラティヴが結びつくと,なんとなく,生き別れになった姉妹がようやく50年ぶりくらいに再会する,みたいな感じに思うのは,私だけでありましょうか。

 1/31-2/1は,ぜひ,神戸へ。

3/21は,こちらにお出でくださいませ。
 
 

ナラティヴ・コロキウム(第2回)──対人援助におけるナラティヴ──


2014年1月8日水曜日

謹賀新年 2014

 
あけましておめでとうございます。

遠見書房主でございます。

松の内も終わってしまいましたが,本年もお引き立てのほど,よろしくお願いします。


仕事自体は4日くらいから始めておりますが,なんかいろいろと忙しかったりもありまして,日々これ修行という感じの,要するにいつもと変わらぬ感じ。

とはいえ,年末年始は,温泉にスキーなどを洒落込みました。某「いいと~こ,一度はおいで」温泉の湯治宿でじっくりと養生をしたはず…なんですが,魔物あり。

遠見書房主は,けっこうスキーが上手いんですが,ここ数年チャレンジしたいものとして,

テレマークスキー

というのがあるんですね。
マニアの方はご存じかもしれません。カカトが浮いて,テレマークターンで熱く滑るというアレです。アルペンも続けているんですが,技術的にプラトーになっていて,新しいチャレンジとしては「テレ」だ,という感じで,5年くらい前ですかね,一式購入。その後,子どもが生まれたり,会社作ったり,あれこれで,テレからは遠ざかっていたんですが,チャレンジする姿を子どもに見せねばならぬ,などというわけのわからない使命感に突如かられ,再開することにいたしました。

スキーをする方であれば,想像していただきたいのですが,テレマークスキーは,かかとがビンディングについていないわけです。どうしたって不安定なわけですが,当然,あれこれ転ぶわけですね。初心者に戻るみたいな感じでもあります。ま,それはそれでマゾヒスティックに楽しいのですが,ま,転んだのです,練習中。けっこうなスピードで。前から。

阿呆なことに,ウェアにプラスチックの箱(スキーのワックス)が入っておりまして…これが,もろに肋骨あたりを強打
息止まったですよ,これで。
うめくこと十数秒,とりあえず,肋骨以外にはさほど問題はないんですが,これが肋骨が痛いのなんのって。おまけに,若干風邪をひいていまして,セキがコンコンと出るんですが,そのたびに激痛が走る。後日,整形外科でレントゲンをとったんですが,特に異常はなかったんですが,ヒビとか入ったのかもしれません。

という年明け。

いまも痛い……



最悪。

否……










これは,当たり年の予感じゃね?


というポジティブシンキングで,本年を乗り越えていこうかな,というところでございます。

今年もどうかよろしくお願いいたします。
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ナラティヴ・コロキウム(第2回)──対人援助におけるナラティヴ──


どうかよろしくお願いいたします。

2013年12月26日木曜日

今年も開催!第2回 ナラティヴ・コロキウム



ナラティヴ・コロキウム(第2回)
──対人援助におけるナラティヴ──

横断する概念のためか,たくさんの関係者がいるのに,なかなか一堂に集まる機会がない。「ナラティヴ」は,そういうところがあります。
医療,心理,看護,教育といった対人援助職の方や,社会学,人類学といったアカデミックの分野の方がバラバラにおられるのが現状です。
そこで,「みんな集まれば面白いのでは?」という趣旨でもって,ナラティヴ・コロキウムなる集まりを催すことになりました。
コロキウムとは,「会議」といった意味ですが,「参加してよかった」と思える会をつくってみたいと思っています。
学生の方,初学者の方からベテランの方まで,新しい視点を見つける時間をご一緒しませんか?

昨年,こうした呼びかけから始まった「ナラコロ1」ですが,大変多くの方々にご参加いただけました。
今年もまた,第2回大会を行いたいと思っております。


日時 2014年3月21日(金曜・春分の日)
開催 9:30から(受付 9:00から)
場所 駒澤大学深沢キャンパス「アカデミーホール」
(定員300)
渋谷から東急田園都市線で駒澤大学駅下車 駅から徒歩15分ほど


大きな地図で見る


主催 ナラティヴ・コロキウム実行委員会
(事務局:遠見書房内)

会費 学生もしくは30歳以下の方 3000円
        一般の方    5000円
   ※会場費の都合でこうなりました。すいません。冊子代も含みます。

スケジュール予定

9:30~13:30  ワークショップ (うち11:30-12:30くらいまで昼食休憩)

「協働するナラティヴ」 野村直樹先生
 (のむらなおき:名古屋市立大学教授。文化人類学者。ナラティヴをフィールドワークする)

「ナラティヴで医療はどこまで変わるのか?」斎藤清二先生
 (さいとうせいじ:富山大学教授。医師。医療業界にナラティヴを取り入れた第一人者)

「臨床実践におけるsaying all of it(ぶっちゃけ)の瞬間─プロセス研究を通して」岩壁茂先生
 (いわかべしげる:お茶の水女子大学准教授。心理学者・臨床心理士。質的研究の牽引者)

※ワークショップは,それぞれ同時並行で進みます。お好きなものを受講してください。
参加メールのときにご希望のWSをご指定ください。当日変更も大丈夫かも。。。。

14:00~ 全体シンポジウム 対人援助におけるナラティヴ

ナラティヴ・セラピスト 高橋規子の遺したもの★八巻 秀(駒澤大学教授・臨床心理士)

グーリシャンを追って★野村直樹

質的研究の現在★岩壁 茂

医療従事者にとってのNBMとEBM★斎藤清二

~17:30

 18:30より懇親会 駒沢大近辺で(4,000円くらい/気楽な飲み会を考えております)

参加資格 ナラティヴに関心のある医療職,対人援助職,教育職,研究者,大学/大学院生の方など

その他
※参加ご希望の方は,「お名前とご所属」「希望するワークショップ」「懇親会に参加希望の有無」をお書きの上,メールで

ナラティヴ・コロキウム実行委員会事務局(遠見書房内)

までご連絡ください。

※当日参加も可能です。

※昼食は各自ご用意ください(大学周辺には食事ができるところ/コンビニが各種あります)

※当日,関連書の展示即売会も開催します。

※ご参加いただけない方も,ご興味のありそうな方にこの情報を流していただけるとありがたいです。

※チラシつくりました!チラシのダウンロード(107KB)

2013年12月5日木曜日

学校なんか行かないよ!


 遠見書房主です。お寒うございます。

来年からウチの子どもは小学生。
あれですね,どこで調べたのか,ワンサカとダイレクトメールやらがくるんですね。「○どもチャレンジ」とか,すごいな,どうやって調べるんだろ…。
そういうものがきているからか,あるいは,いろいろと保育園で聞きつけたのか,あるいは,なんか就学前健診とかで「学校」に初めて立ち入ったからか,ともあれ,早くも,「学校なんか行かないよ!」不登校宣言をかまされております。
登校刺激はまずいのか。それとも,すべきなのか。って,そういう問題じゃなく,とりあえず,行ってみれ,と思ってしまうものであります。
で,当然,説得にかかります。ま,まだ12月なんで時期尚早なところもあるかもしれませんが,ま,ま,鉄は熱いうちに打て,ですよ。使うところ,間違ってますかね…。
ともあれ,曰く,学校は楽しいよ。曰く,みんな学校に行かなくちゃいけない。曰く…
ウチの子ども,すぐに妥協案を出すんですね。ま,私がそうしているからだと反省しているんですが,たとえば,
「おなか,空いた。なんか食べたい」
「もうちょっとでご飯だから」
「チョコ食べたい」
「ダメ」
「じゃ,せんべい」
「ダメ,お腹いっぱいになっちゃうよ」
「じゃ,ヤキイモ」
「……(今日,野菜少ないから,ま,いいか)じゃ,いいよ」
「ヤッター」→干し芋ゲット☆
なんて調子。

で,うちの子どもが出した妥協案というのが……

「アカネちゃんと同じ学校なら行く」

「あ,アカネちゃん?」

「モモちゃんの妹のアカネちゃんだよ」

松谷みよこ ファンらしい……。これのことですね。


モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 3)モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 3)
松谷 みよ子 菊池 貞雄

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っていうか,アカネちゃんのファンなのか。お父さん的には,モモちゃんのほうがシッカリモノっぽくてよさげだが。

「もうでも,このアカネちゃん,この学校にはいないよ」
「お父さんより,年上だよ,きっと」

などと言うものの,これ以上,妥協できない!という感じらしい。。。

どなたか,アカネちゃんのいた学校知らんですかね。。。。


さて,「子どもの本」つながりで。
先日,こういう本をご恵送いただきました。

3・11を心に刻むブックガイド3・11を心に刻むブックガイド
草谷 桂子

子どもの未来社 2013-11-22
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当社の本「かばくんのきもち」をご紹介いただいております。














こういうの,ありがたいです。
どうも,ご紹介,ありがとうございました。

2013年11月18日月曜日

セミナー「協働するナラティヴ」開催のご案内in名古屋










いつの間にやら寒い冬になっておりますが,皆様,お元気でらっしゃいますでしょうか。
遠見書房主でございます。マジで寒い。明日はもっと寒くなるとかなんとか。

さて,対人援助世界をフィールドワークしている野村直樹先生から,下記の情報をいただきました。







名古屋市立大学大学院人間文化研究科「グローバル社会と地域文化」主催
セミナー「協働するナラティヴ」開催のご案内

  
ナラティヴとはなにか?ナラティヴはどのように実践されるのか?ナラティヴ研究はどのような形で可能か?ナラティヴについて学ぶ意義はなにか?テキストを使ってこれらの勉強をセミナー形式で行います。テキストは、『協働するナラティヴ』(遠見書房、2013)を使用します。関心のある方、ふるってご参加下さい。


開催日時  2013年12月21日(土) 13:00~17:30     
場   所  SOHOプラザ名古屋 名駅会議室
         名古屋市中村名駅3-24-8 三立ビル2階
アクセス   JR名古屋駅、地下鉄東山線・桜通線 名古屋駅から徒歩5分
        地下鉄桜通線 国際センター駅から徒歩5分
        ユニモール6番出口・10番出口からすぐ
講   師  名古屋市立大学 大学院人間文化研究科 野村直樹
定   員  20名(先着順)
参加条件  『協働するナラティヴ』第2章(pp.28~94)を事前にお読み下さい。
受 講 料  無料
申込方法  email: nomura@hum.nagoya-cu.ac.jp まで、所属、名前をお書き
の上お申込み下さい。



とのことであります。

無料です。

何度も言っちゃいますが,無料

 すばらしい,ワンダフル。









2013年11月15日金曜日

中根 晃先生,ご逝去

児童精神医学,とくに発達障害関係の治療,研究,啓発活動に大きな足跡を残された中根晃先生が11月11日の朝,なくなったそうです。82歳だったそうです。

関係者の方はすでにご存じだったかもしれません。

以前勤めていた金剛出版時代に,中根先生とは4冊か,5冊か,一緒にお仕事をいたしました。中根先生とのお仕事は,常に最新の知見に彩られ,大量の文献との格闘(といってもこちらは編集上の整理ですが)といった感じでした。でも,時折書かれる事例ベースの研究では,中根先生の温かみがあり,ふだんの臨床の雰囲気が感じられました。
お会いするときには,ニコニコとしていて,怖い先生だったという話も聞いていたので,妙に安心したのを覚えています。
都立梅ヶ丘病院の院長,実践女子大の教授などを歴任され,一時,パートタイム的にでしょうが,母校の武蔵中学・高校のスクールカウンセラー(と本人は仰ってましたが)をされていたこともあり,一度,その場にお伺いしたことがあります。スラックスにセーター姿というラフな格好で,たまたま居合わせたときには,不登校気味の生徒さんと話されていました。ニコニコと。
遠見書房を起こして半年くらいしたころでしょうか,財団法人交通遺児育英会理事長をしていた中根先生は,育英会の理事長室に私を招いてくれて,いろいろと昔話をいたしました。その間,新しく出るらしいDSM-5の話だとか,ADHDと自閉症スペクトラムの異同とか,なんで会社辞めたのwとか,私の子どもの話だとか。
「僕の最後の本は,山内さんに頼むね」なんておっしゃっていて(「白鳥の歌」です,なんて言い方をされてました),最後と言わず,2冊,3冊と出してくださいよ,なんて応えたのですが……。

中根先生の本は,どれも専門的でしたが営業的にも優れていて,それはすなわち, 中根先生が正しいとされていたからでしょう。
編集をしていただいた「詳解 子どもと思春期の精神医学」は,2万円などという本で,700頁に迫る大著,かつ制作に数年をかけた大作でしたが,半年で増刷しました。これなんかも,共編の牛島定信先生や村瀬嘉代子先生のご尽力もありましたが,最後は中根先生のニコニコパワーで出せた本だと思います。いい勉強になりました。

 記

 日時
通夜 11月20日(水)午後7時より
告別式 11月21日(木)午前9時より

場所 浄光寺  神奈川県横浜市南区中村町1-37 tel. 045-261-7976
( JR石川町駅南口より徒歩15分  地下鉄伊勢佐木長者町駅より徒歩15分 )


中根先生,本当にありがとうございました。


2013年10月4日金曜日

【認知療法】竹田伸也先生 WSの第二弾【in南相馬】

 
ども,遠見書房主です。

竹田伸也先生 WSの第二弾(というか,日時的には,こちらが第一弾か),いろいろとまとまりましたので,お知らせします。

場所は,福島・南相馬です。

皆さんは,南相馬という名前,聞いたことがあると思います。あの福島原発から20キロ圏至近にある地域で,いろいろと苦境に立たされている場所。

竹田先生と遠見書房では,この地で,熱いをもって精神科臨床をされている堀 有伸先生に,何かできることをしたい,と,南相馬でのWSを企画したものです。
最終的には,堀先生が主催しているNPO法人 みんなのとなり組と,雲雀ヶ丘病院とが共催する運びとなりました。

NPO法人 みんなのとなり組って,こんなところだそうです

http://minaton.jp/

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マイナス思考と上手につきあうための認知療法レッスン

日時:平成25年11月9日(土) 

場所:雲雀ヶ丘病院 1階 視聴覚室
(〒975-0013 福島県南相馬市原町区上町1-30,Tel: 0244(23)4166)

主催:NPO法人 みんなのとなり組
共催:雲雀ヶ丘病院

内容:認知療法ワークショップ
   鳥取大学大学院医学系・臨床心理学専攻
   講師 竹田 伸也

「こころの健康」に興味のある方に朗報です! 
うつ病などへの治療効果が認められてはいるものの、日本ではまだ本格的に取り組んでいる人の少ない、認知療法の第一線の研究者が南相馬にやってきます!

日程:
  受付  13:00 ~ 13:30
  ワークショップ  13:30 ~ 16:30

参加資格:
認知療法に関心のある対人援助職,教育者,地域住民の皆様のご参加をお持ちしています。

竹田先生からのコメント:
物事をつい悪く考え過ぎてしまい、一人で落ち込むなどの経験はありませんか?
マイナス思考でくよくよする自分をなんとかしたいと思ったことはありませんか?
もっともっと、自分のことを好きになりたいと思ったことはありませんか?
このワークショップでは、悪く考えてしまうクセを柔軟な考えに変える技《認知療法》をわかり易く、演習を交えながら身に着けていきます。
心の健康を保つだけではなく、心の健康を回復することまで助けてくれるエクササイズ、認知療法を一緒に体験してみましょう!

参加費:無料
申し込み・問い合わせ:下記にある画像をクリックして,プリントアウトをしていただき,必要事項を記入後に、この用紙を、雲雀ヶ丘病院(FAX:0244-22-2629)までFAXしてください。





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竹田先生の東日本WSは,前回のブログでご紹介した「国立国際医療研究センター国府台病院WS」と合わせて2回。



それにしても,何故,この二か所なのか。。。。

というと,南相馬の「みなとん」でも,国府台病院さんでも,あの「ユガミン」を,いろいろと遊んで,「相馬ユガミン」(馬らしい)とか,「ユガミンZ」(ユガミンに勝つ存在らしい)とか,派生ユガミンを作ってくださっているからです。
もともと,ユガミンは,いわゆる「自動思考」のキャラ化したもの。あれこれ,遊んでいただいて,楽しくなっていただければ,と思うばかりであります。

ぜひとも,ご参集いただければ,うれしいです。

http://tomishobo.com/catalog/ca34.html
堀先生,これにも書いていただいております。