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2012年5月3日木曜日

GW,盛りなり


GWまっさかりでありますが,皆様,いかがお過ごしでしょうか。

明日(今日か)から連休後半スタート!

と思いきや,なんとも,大変な天候で(@関東)。

皆様,無理はなさらず,穏やかに本でも読んでお過ごしください。


さて,下記のようなニュースを拝見しました。

「精神医療の改善」要望書で会見(上)消費税増税分の歳出削減になる
http://www.pjnews.net/news/159/20120411_1

「精神医療の改善」要望書で会見(下)原発安全神話と同じメディアの構造か?
http://www.pjnews.net/news/159/20120411_2

一部抜粋しますと,

【PJニュース 2012年4月24日】自由報道協会の会見で、米田倫康氏は、精神医学会や製薬会社を中心に、新型抗うつ薬が販売開始された1999年頃から、うつ病の早期発見・早期治療が大々的に呼びかけられ、脳内神経伝達物質のバランスの乱れがうつ病の原因であるという、立証されていない仮説がしばしば引き合いに出されたこと。薬の効果や副作用の少なさが誇張されてきた風潮があるという。
ということだそうです。


もっとも,これは大々的に報道されているというわけではなく,そもそも,このPJニュースは,パブリック・ジャーナリスト(市民記者)のためのwebスペースであるので,注意が必要かもしれません。
ま,「自由報道協会」は,プロフェッショナルなジャーナリストの団体でもあるので,こういう記者会見がなされたというのは,事実でもあります。

ともあれ,これは,SSRIあたりのことを仰っているのかな,という気もします。
遠見書房主は,薬については,ほとんど無知なのですが,問題の本質は,製薬会社だけでもなく,安易な投与をヨシとする医療の「生産性」の問題かな,という感じもします。というか,これは,卵が先か,鶏が先か,という議論なのかもしれません。

他方,心理療法やカウンセリングなど無意味である,という論調もあり,その理由として「エビデンスがない」という検索結果だったりもしますね。そうした研究がなされていないだけかもしれませんのに。
上記の記者会見の全貌はわかりませんが,心理療法やカウンセリングの効用をされているというわけでもなさそうです。

現実には,薬物治療と心理的な治療はセットになったほうが,いいように思えるわけですが,これはどうなのでしょうか。


ともあれ,うつ病拡大?の反動から,今後も,こうした報道は続くのかな,という感じもちょっとしますね。

会見された内海さんは,こんな本を書いておられます。
精神科は今日も、やりたい放題精神科は今日も、やりたい放題
内海 聡

三五館 2012-03-23
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刺激的な内容です。いろいろと読むひとによって感想は違うのでしょうけれど。とりあえず,刺激的,と申しておきます。



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